【とある行動心理士】の心理術

♯007 アナタはその時、何を感じますか 

相手の所作をつぶさに観察しての「行動心理」

コミュニティや個人間における意思分析の動向とは何でしょう?
皆様は会議やプレゼンの場合、そして相手とコミュニケーションを取る自分のアウトプットの際に相手の動向をつぶさに観察していますか。人間観察ってカフェ等の出先でも簡単にできる事なので好奇心さえあれば容易に取得できるスキルです。
また、コミュニケーションを取るにあたっては相手の仕草をつぶさに観察する事で大
片の相手の感情はみてとる事が可能です。
会話でも相手の声のトーン、ピッチや言葉遣いにおいてもある
程度状況を推察することは可能です。


① 人の仕草に基づく実情測定(観察する側のコミュニケーションマネジメント)


 向かい合ったり、通話をしている時の聞き手の仕草は顕著です。


 人間の「動物的な」6つの基本情動は「恐怖」「怒り」「罪悪感」「恥」「感謝」「愛」に分類されます。
「感謝」を意識するには些細な事でも「ありがとう」「どういたしまして」が
円滑なコミュニケーションを生み出すのです。
「正義感」は「こうしないといけなんのだ」の意識が多く働くが、これはケー
スバイケースだが世の中に「こうしなければいけない」「こうするべき」等と
いうルールはないので会話には引っ張られず、その人の生い立ちや背景事情をつぶさに観察しながら推察していく事が良いコミュニケーションにつながる事も多いです。
また、「罪悪感」は「あんな事して悪かったかな」といった感情ですが、これも自分の幼少期や環境に依存するものなのでいくらでも意識改革で主観性が変わってくるのです。
これらは外的要因に影響されにくいもので遺伝的に形成された本性に基づくプログラムと分類されます。つまりは同じことが動物にも当てはまるのです。動物等でもネコに代表されますが、感情を読み取る事はそんなに難しくありません。


併せて人間においては「人間らしい」社会的感情も保有しており、こちらは人との関わりの中で発生する感情で人間にしか見られない感情の事を指します。
これらは「愛」「感謝」「恥」に始まり「正義感」や「誇り」「罪悪感」等の特性が見られるのが特性です。

良い意味でこれが人間の持ちうる「人たらし」の特性なのです。


主に観察好きな人には往々にして見られる行動の中にこのような行動が見られます。
「誇り」を顕在化した人は人を手招き呼びつけたり自分主体のスケジュールを押し付けたり、腕組みをしながら人の話を聞いたり、両手のての先をくっつけて話をしたり
聴くクセが有名だ。(ドラゴンボールの天津飯の気功法のような手の組み方)

色々な態度傾向は別途書いて見たいが相手を観察してもらいたいと思います。

これだけで友達と遊んだり、デートの時や合コンの時などあらゆる場面でつぶさに場の空気に意識を傾ける事ができます。


②人の仕草に基づく実情測定(誘われる側編)


もしも自分が観察されているなというアンテナに気づいた場合には以下のような事に注目してもらいたいです。
特にお話していると思っている間に相手や自分の仕草で無口になり、唇をギュッと押し付けて閉じてしまったなら要注意だ。全く同感してないから。
このような場合は議論の7割を傾聴に切り替え、できるだけ一旦「そうだね」と挟んでから自分の言いたい事にを伝えていく事でその場が軟化していくのです。
大体、その場合は男性であれば「足を大きく開く」女性であれば「足をハの字
で閉じる」といった傾向が顕著い見られるのです(足編)。
相手の仕草の様子を見ながら話し方やタイミングを変えていくのも得策だろうと考えられます。

これもまた別の機会に色々な推察ケースを記載していきます。

人の態度は千差万別ですが概ねの感情はつぶさな観察と傾聴で成り立っており、特に自分に取っての相手の存在感をどう思っていくかで観察の仕方や応対の仕方に大きな差が出ます。

大して今後継続していく様な関係性と感じなければ(今回限りみたい….な)この様なスキルは発動する必要はありません(笑)
この意識は家庭内でも十分活用できます。

自分自身のセルフコントロールや自己内観についてもまた別の機会に。


次回はシーン別の行動心理について考察したいと思います。

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